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書籍・雑誌

2015年2月11日 (水)

その女アレックス

「このミステリーはすごい」で話題の作品です。表紙だけでも何かと思うけれど、もっとグロイ描写が並びます。
いきなり女性が拉致監禁され、全裸で木の檻に閉じ込められ・・・いったいこの人は何をしてこんな目に合うのかと思ったら、どんどん展開が変わり、話が違うじゃんといった様相で。
海外物は、人の名前を覚えるのが得意でない私にとって「えーっとこの人なんだっけ?」と人物紹介に戻りつつ読むので早くはないのですが、一気に読めました。
面白いというより、この事件を追う刑事たちはいったいどうやって解決するのか、でこの監禁された女性はいったい何者なのか、好奇心だけでの読破。
絶賛するほどのラストではないものの、最近に見ないどんでん返しの連続はショッキング。とにかく残酷な描写が多いので、嫌いな人もいるかもです。

2014年9月23日 (火)

贖罪

湊かなえ作品、久々に読みました。「告白」「少女」など、「暗い」「陰湿」「不気味」などの感想しかなかったけれど、これもまた暗ーいことこの上ないお話。

なんで子供が殺され、その犯人(ではないんだけれど)に対する怨念が、こうも根深くおどろおどろしいんでしょう。そしてその呪いが移ったかのように大人になって罪を重ねる関係者たち。
犯人の顔を忘れてしまい、犯人逮捕に結びつかなかったゆえに、被害者の母に恨まれる仲間の少女たちは、大人になるまでその呪縛から解けることなく、まさに「贖罪」を強いられる様子。この作者、なんか屈折したものでもありますかと聞きたいほど。
一気に読めるものの、被害者の母の感情を思うと複雑。

2014年4月 1日 (火)

海賊と呼ばれた男

http://toyokeizai.net/articles/-/13887

昨年の本屋大賞、やっと読了です。上下巻あるものの、スピード感ある内容なので面白いです。知人が読んで、「こんな日本人がいたことを誇りに思う」と言っていましたが、確かに…。

フィクション部分があるにしても戦後の混乱期を60歳にして駆け抜けた主人公の学生時代の話と丁稚奉公の話、すごいなの1点張りです。

多額の融資をしてくれた知人がいたからこその会社経営でしょうが、馘首はしない、定年もない、就業規則もないこの会社、石油業界で恐れられていたのが、宜なるかなの活躍です。

「石油1滴は血の1滴」この言葉がよーくわかり、こんな日本人は今の経営者にいるのかなと、小説なのに主人公に肩入れしていまうようなお話でした。

出光石油の看板を見たら、思い出してしまいます、この小説。

2014年1月21日 (火)

今年の本屋大賞は?

『教場』
            長岡弘樹(著)
            小学館

『去年の冬、きみと別れ』
            中村文則(著)
            幻冬舎

『さようなら、オレンジ』
            岩城けい(著)
            筑摩書房

『島はぼくらと』
            辻村深月(著)
            講談社

『聖なる怠け者の冒険』
            森見登美彦(著)
            朝日新聞出版

『想像ラジオ』
いとうせいこう(著)
            河出書房新社

 

『とっぴんぱらりの風太郎』
            万城目学(著)
            文藝春秋

『村上海賊の娘』
            和田竜(著)
            新潮社

 

『昨夜のカレー、明日のパン』
            木皿泉(著)
            河出書房新社

『ランチのアッコちゃん』
            柚木麻子(著)
            双葉社

今年の本屋大賞ノミネート作品。

「ランチのアッコちゃん」は面白かったです。

「教場」は家にあるけどまだ読んでません。

聞いたことのある作品がほとんど。なのに半分も読んでいないのが情けないですが。

今年はどれに決まるかしら。

2013年10月 5日 (土)

清須会議

http://kiyosukaigi.com/index.html

歴史ものはあまり読まないのですが、これは面白かったです。

三谷幸喜作、現代語訳の「清須会議」…まさかの今風解釈。

信長は本能寺で「痛いなー」と言いながら死んだのか、お市の方は「加齢臭でくさいわね」と言いつつも勝家と再婚したのか、「鷹狩なら自信あるんだけどなー」と信長の次男は言ったのか…どうなんでしょう?

本能寺の変は「乱」というほどではない出来事、光秀はなんでそんなに信長にたてついたのか、その解釈もユニークです。

「人たらしの秀吉」も大泉洋さんが演じるとなると、何となく納得できそう。
黒田官兵衛がこの人ね、佐藤浩市さんはこの役かー、などなど映画化される配役を考えると、それはまた楽しいかも。

しかし、織田家は信長といい、お市の方といい、美男美女の家系だったんですね。
と今更ながら、肖像画?を見て納得。

2013年8月29日 (木)

植物図鑑

http://www.kadokawa.co.jp/sp/200906-02/

「図書館」モノ以外読んだことのない有川浩さんの小説。「阪急電車」も「フリーター、家を買う」も知っているのはタイトルだけ。まさかこんなベタな恋愛小説を書くとは。

行き倒れていた若い男性、イケメンでよかったよね、主人公の女性に拾われ同居が始まります。植物オタクで家事万能の家政夫は謎が多くも品行方正、なかなか深い関係になることなく、なんだこの話と思ったら急展開、くすぐったくなるような恋愛関係に発展していきました。

主人公女性の胃袋をわしづかみにした青年の出生の秘密、二人の恋の行方、ちょっといいじゃないこんな成り行きも、みたいな気分でどんどん読んじゃいました。

こんなイケメン落ちていないかと思う女性も多いはず、本当にいたら不審者だけど…。

ちなみに植物オタクの彼が作る料理はレシピ付きで公開されるもそこに魅かれはしませんでしたね私は。なんで葉っぱ食べなきゃなんないんだ…って肉食ですみません。

2013年3月25日 (月)

別れる力

http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2181533

伊集院さん、けっこう好きなんで読むんだけれど、これはさすがに以前の作品とかぶること大で。言い回しは違うようで、この話前にも聞いたことあるとか、また似たようなこと書いてると思うかもです。

一番新鮮だったのは、現奥様(篠ひろ子さん)の話。へーっ、こんな人なんだと思うところが一番印象に残ったりして。

昔の日本男子なんだろうかと思いつつ、夏目雅子さんとも結婚していたんだと思うと、彼の魅力はなんでしょう?きっとそばにいると何かわかるんでしょうね。

2013年1月11日 (金)

永遠のゼロ

百田尚樹氏の作品は初めて読んだけれど、戦争ものなんだ、ゼロってどういう意味なんだろ、と読み進むうちに「これはすごい、こんな人がいたら本当にすごい、なんで最後はこうなったんだ…」と涙腺緩みました。

「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた主人公(映画では岡田准一君がやるそうです)は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。臆病者という評価もある半面、天才的な空戦の腕を持つ男、彼の孫達が祖父のことを知りたいと調べ初めて明らかになる真実の数々。

山本五十六にしろ、ガダルカナルの戦いにしろ。断片的にしか知らなかった史実、もっと知っておくべきかなと思った次第。

戦争って、やるべきじゃないなとつくづく感じます。クライマックスの盛り上がりまで、飽くことなく読める小説でした。

2012年11月19日 (月)

真夏の方程式

http://bunshun.jp/pick-up/galileo-manatsu/#About

湯川先生(福山雅治)の映画化ということで事前に内容を知っておきたい派の私は、さっそく読みました。ハードカバーだから中古本でも1,300円。書籍費をケチってはいけませんが、安くはないです。

何といっても小学5年生の少年を誰が演じるかが気になりますね。ついでに前回は柴崎コウが演じた女性刑事も交代するとか…。

夏休みに起きた、海のきれいな街での変死事件。事故と処理されそうな事件が殺人の疑いありに発展し、湯川先生が科学者としての目と推理力で解決するのはいつもの通り。
白衣着た福山准教授が楽しみです。

旅館にかかっていた絵、少年がしていた花火、さまざまなものが事件の解決に絡んでくるので一気に読まないと忘れてしまうわと3日で読みました。それぐらい次の展開が知りたいような内容で。

科学の知識がないとかけないような東野作品、この作品もまさにそうでした。

2012年3月23日 (金)

しゃばけ

http://www.shinchosha.co.jp/book/146121/

最近江戸情緒話に興味ありで、先日は宮部みゆき作品を購入。食わず嫌いかと改心し、なんだ江戸物もなかなか面白いじゃないと、第2弾に挑みました。

映画でも『武士の家計簿』など人情あふれる話も多く、興味はあったんだけど、やっと踏み出した領域で。

「娑婆気」と書くそうです。妖怪ではあるものの、大店の若だんなを守る何とも愛情あふれる妖怪たち、強いんだか怖いんだかよくわからないとはいえ、怪事件の解決に役立つ、愛すべき「妖し(あやかし)」です。

子の若だんなも、なんで妖怪たちに囲まれて怖くなんだろと思ったら、最後にオチが待ってました。このシリーズ、また読んでみようかしら。

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